世界のリーディングホテル

Edition 30/ Rome, ItalyⅠ

Rome, ItalyⅠ

ローマ、イタリアⅠ-はじめに

 第30回特集はローマ、イタリアⅠとして、ローマを代表する「ハスラー ローマ」を中心に個性ある4ホテルをメインテーマとし、その他ローマ市内の様子やバチカンのサン・ピエトロ大聖堂などをご案内します。今回のイタリア特集はフィレンツェ、ミラノと続き、それぞれイタリアⅡ、Ⅲとして連載する予定です。

*Hassler Roma
 “スペイン階段の上にそびえるHassler Roma はそれ自体が観光名所” とホテル案内書に謳われているように、ローマ随一の立地と格式を誇る老舗名門ホテルである。建物自体は特別に美しいという訳ではないが、写真や映画にこれほど数多く収められたホテルは他にないであろう。ホテルはかの有名なスペイン階段を上がりきった所に建つ “聖三位一体教会” 「Chiesa della Trinit dei Monti」の右隣に建っている。無意識のうちにこのホテルのイメージは、観光客が撮る多くの写真や映画に “永遠の都ローマ” のロマンチックな一片として収められるという訳だ。
 ハスラーの歴史は19世紀半ば、スイスのグラウビュンデン州からイタリアに渡ったアルベルト・ハスラーに始まる。イタリアで多くのレストランを開業させ成功を収めたハスラーは、ついに1893年ローマで念願のホテル・ハスラーをオープンさせた。しかし1921年よりスイスのホテル王ブッヒャー・ヴィルスが経営に参加するようになり、やがてホテルの所有権はヴィルス家に移って行った。1939年にホテルは改築されるが戦時中の為、アメリカ軍参謀本部がここに置かれ、ホテルとしての機能は停止させられる。戦後、1947年になってようやくホテルは経営を再開。以後、ヴィルス一族の結束も相まって、ハスラーは国際的に高い評価を得るようになり、世界中から元首、王族、芸術家や俳優など多く著名人を顧客に持ち、その名声は今日も不動のものとしている。

*Hotel Majestic Roma
 ローマのシャンゼリゼ通りといわれるヴェネト通りにホテル・マジェスティックは建っている。ローマ市内で最もエレガントな高級地区にあり、フェデリコ・フェリーニの映画「甘い生活」の中にも登場したことで知られる。
 1889年オープンの名門ホテルで、ヴェネト通りの曲線に沿って優雅な弧を描いた建物が印象的である。12室のスイートを含む全98室を有するリーディングホテル「LHW」のメンバーで、アールデコ様式の優雅なホテルだ。

 *Hotel Eden Roma

*InterContinental De La Ville Roma

  

*「世界のリーディングホテル」は現在「週刊ホテルレストラン」で隔週刊第2・4週号にて連載中。
http://www.hoteresweb.com/columntop

Hassler Roma

ハスラー ローマ

世界各国からの観光客で賑わうスペイン階段から俯瞰した “三位一体教会”
「Chiesa della Trinita dei Monti」とハスラー ローマ「Hassler Roma」。

 階段下の広場には多数の観光馬車も客待ちして大いに賑わっている。
ここから見上げると、ハスラーの姿がはっきりと確認できる。

まだ観光客が少ない午前中のスペイン階段。
トリニタ・デイ・モンティ教会と、前面にそびえるオベリスクが美しい

スペイン階段を上がった所は小広場になっていて、その広場に面してハスラーが建っている。

広場から俯瞰したハスラーの正面ファサード。

ハスラーのメインエントランスと、
前方に教皇ピウス6世が移築したオベリスクがそびえる。

ハスラーの正面エントランス。
“ハスラー・ヴィラ・メディチ” 「Hassler Villa Medici」の文字がまだ残っている。

エントランスホールに面してコンシェルジュデスクがある。

コンシェルジュデスクの正面。

ステップを上がった所にレセプションカウンターが位置している。
写真右手にローマの建国にまつわる「雌オオカミの乳を飲むロムルスとレムスの双子像」
のオオカミの頭部分が見える

弧を描いた重厚なレセプションカウンター。
創業者の肖像画が正面に掲げられている。

ショッピングアーケードから望むレセプション。

コートヤードテラス「Palm Court」に至るショッピングアーケードのディスプレー回廊。

ラウンジ・バー「Sala Vietri Lobby Bar」のエントランス。

ゆったりした雰囲気のラウンジ内部。

ラウンジの奥にある朝食時のビュッフェレストラン。

カウンターには数多くのビュッフェメニューが並ぶ。

大きな広間で気持ち良く食事ができる。写真左手にテラスに通じる出入り口がある。

中庭に当たるオープンエアのコートヤードテラス「Palm Court」。

3月から10月までオープンしており、軽食やドリンクが楽しめる。
背後に見える壁面は、ボルゲーゼ公園南端の歴史ある石で積み上げた名残りの壁である。

館内にある美しいカーブを描く階段。

各階の階段ホールにはさり気なく年代物の家具や絵画を配している。

静かなコートヤードに面した客室「Deluxe Room」のベッドルーム。
この部屋は約40㎡の広さで渋い木目とミラー使いが特徴だ。

キングベッドから玄関ホワイエ方向。

シッティングエリアと左手のバー・カウンター。

後から届けられたGM からのウェルカムレターとアメニティー。

途中にあるワードローブ・コーナーから俯瞰するバスルーム。

体に合わせた曲線スタイルのバスタブと、
ビルトインTVを備えたモダンなバスルーム。

手前のシャワールームと奥のトイレブース。

部屋から見下ろしたコートヤードと、ボルゲーゼ公園南端の歴史ある壁面。

「Salone Eva Restaurant & Bar」のゴージャスなウェイティングコーナー。

エレガントな雰囲気が漂うサロン内部の様子。

重厚なバー・コーナーの革張りのコーナー席。

3階にある「Amorvero Spa」のレセプション。

スパにある付属テラスから望むローマ市内の圧倒的景観。

並んで建つトリニタ・デイ・モンティ教会やオベリスクの尖塔が、
ホテルと一体感となった空間である。

同じ場所から眺める美しい夕暮れの風景。

まさに太陽が沈む残照を受けて眺めるローマ市内の日没風景。

ホテル最上階にある展望テラス。
遠くバチカンのサン・ピエトロ大聖堂まではっきりと見渡せる。

こちらは逆方向の俯瞰で、
市内中心のある巨大なヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂も確認できる。


ハスラーのメインダイニングで、ミシュラン1ツ星レストランの「Imago」。
大きなガラス窓からの圧倒的景観が自慢だ。

「Imago」からの美しい眺め。
眼下にスペイン階段やオベリスクの尖塔が手に取るように見える。

ディナーの時間が始まり、予約した食通のゲストが続々と入店して来る。
ナポリ生まれのシェフ、フランチェスコ・アプレーダ氏が腕を振るうレストランだ。
氏は以前、帝国ホテルのイタリアン「チチェローネ」でシェフを務めた経験がある。

Hotel Majestic Roma

ホテル・マジェスティック、ローマ

ローマのシャンゼリゼ通りといわれる美しいヴェネト通りに
「Hotel Majestic Roma」は建っている。

ホテル建物もこの様にヴェネト通りの曲線に合わせて美しい弧を描いている。

ローマ市内で最もエレガントな高級地区にあり、フェデリコ・フェリーニの映画
「甘い生活」にも登場したことで知られるホテルだ。

重厚なホテル正面エントランス。
HM の重ねたロゴが印象的だ。

正面玄関に立つ制服の似合うドアマン。
12室のスイートを含む全98室を有するリーディングホテル「LHW」の加盟ホテルだ。

1889年創業のクラシカルなエントランスホール。

ステップの上から見た正面玄関。

エントランスホールからステップを上がって館内に進む。

正面にあるレセプションルーム。

レセプションに隣接してロビーラウンジが用意されている。

客室に通じる館内廊下。
弧を描いた建物と同じ美しい曲線のエレガントな廊下である。

ホワイトの色調で統一したエレガントな「Deluxe Room」の客室。
全面ミラーとホワイトのヘッドボードが美しい、約35㎡の広さがある客室だ。

客室に通じる廊下の入口には
開業当時のクラシカルなエレベーターが現役で動いている。

正面から撮ったエレベーターとその内部の様子。

客室に通じるアールデコ調の階段部分。

Hotel Eden Roma

ホテル・エデン、ローマ

ボルゲーゼ公園に近く、ローマの閑静な住宅街にある隠れ家的存在の高級ホテルである。
リーディングホテル「LHW」のメンバーホテルであり、スターウッドグループの1つ、
ル・メリディアンの傘下ホテルでもある。

正面エントランスに立つシルクハットと制服の凛々しいドアマン。
ロンドンはメイフェア地区にある老舗の高級ホテルの雰囲気を感じさせる趣である。

玄関を入ってすぐ右手にあるコンシェルジュデスク。

正面玄関とエントランスホール。

コンシェルジュの反対側にあるレセプションデスク。

エントランスホール正面にある小階段。

小階段を上がった所にあるラウンジ「Il Salotto」。
その右サイド部分にさらに階段があり・・・・・

その階段を上り切った所から俯瞰したラウンジ「Il Salotto」。
非常に落ち着いたエレガントな空間で、端的にこのホテルの特徴を表している。

階段上にはさらに上品なライブラリーが用意されている。

エントランスホールの右手に客室に向かう階段がある。

ミッドナイトブルーの絨毯が映える階段。

クラシカルなインテリアの客室「Deluxe Room」。
重厚なドレープカーテンが印象的で、約35㎡の広さがある。

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