世界のリーディングホテル

Edition 38/ SingaporeⅡ

SingaporeⅡ

シンガポールⅡ-はじめに

  今回の第38回特集はシンガポール編ですが、Edition 5/ Legend of the Sarkies Brothers のサーキーズ兄弟編で「ラッフルズ シンガポール」を既に詳しくご案内している関係上、このエディションではシンガポールⅡとしてお届けします。
 ご存知のようにシンガポールは東南アジアの重要な拠点であり、タイのバンコクと共に世界中のホテルチェーンが進出し、覇を競い合っています。したがって数多くのホテルが開業しておりますが、今回はユニークな建築構造で話題を集めている「マリーナ ベイ サンズ」、ホテル本来の王道を行く「フォーシーズンズ シンガポール」、11年ぶりに新規参入を果たした「セントレジス シンガポール」そして「リージェント シンガポール」をフォーカスして紹介します。また、次回シンガポールⅢでは「フラトン」、「スイソテル/ フェアモント」、セントーサ島の「カペラ シンガポール」そしてシンガポールの最新情報などをご案内する予定です。

*Marina Bay Sands
 これほどユニークな建築物が過去にあっただろうか? 超高層ビルを3連に並べ、そのトップに船をイメージした長大な屋根を載せて連結した奇想天外な構造を成している。地震国日本にとって建築基準法での認可は到底ありえないが、羨ましいほどの自由奔放な発想である。また、ユニークな建築ゆえに、これほど多彩なマスメディアに注目されたホテルも珍しい。例えば、日本のある携帯電話会社が人気アイドルグループを出演させたTVコマーシャルで多くの話題をさらった事は記憶に新しい。
 ホテルの名はマリーナ ベイ サンズ。瞬く間にシンガポールの新しい観光名所に躍り出たホテルだ。米国の建築家、モシェ・サフディ氏の設計によるもので、タワーⅠ・Ⅱ・Ⅲと3つの超高層ビルを屋上で連結した構造を持ち、それぞれのタワーは最高部で57階建て、200mの高さがある。ラスベガスのカジノリゾート運営会社、「Las Vegas Sands Corp」によって開発され、単独では世界最大級のカジノを中心に2560室の高級ホテル、巨大なコンベンションホール、ショッピングモール、シアター、美術館などを含んだ壮大な複合リゾート施設となっている。

*Four Seasons Hotel Singapore
 オーチャードロードから一歩奥に入った高級住宅街の一角に瀟洒なホテルがある。このホテルこそフォーシーズンズ シンガポールで、周囲の静かな環境にさり気なく溶け込んでいる。決して派手さは無いが、館内の重厚な且つ落ち着いた雰囲気は他のホテルには無い、一流ホテルの王道を行くホテルと言えよう。
 先行して開業した「リージェントシンガポール」とは姉妹ホテルで、1994年にオープンした。ホテルは20階建ての建物で、スイートを合わせて全255室のゲストルームを用意している。ユニークなのは11階にカップルズフロアを設けている事だ。アダルト専用と銘打って落ち着いた雰囲気を全面に出し、このフロアでの子供の宿泊は受け付けていない。日本の天皇・皇后両陛下もお泊りになり、歴代首相も多く滞在している評価の高いホテルである。

*The St. Regis Singapore
 セントレジス シンガポールは実に11年ぶりにシンガポールに誕生した国際的ラグジュアリーホテルで、東南アジア初進出のセントレジスでもある。立地も素晴らしく、オーチャードロードから一歩入った高級住宅街の一角、評価の高いフォーシーズンズとリージェントホテルに挟まれた理想的な環境にある。シンガポール観光の話題性はマリーナ地区に移行しつつあるが、まさに最高の立地を確保して王道を行く本格派のホテルが誕生したと言える。
 セントレジスの館内や外回りは何故かアートの雰囲気が漂っている。例えばコロンビアの著名な芸術家、フェルナンド・ボテロの大小の彫刻が其処かしこに置かれている。また、スペインの巨匠、ジョアン・ミロのスケッチ画やシンガポールの人間国宝、陳文稀(Chen Wen Hsi)の描いた絵画なども多く飾られており、アジアでも有数の美術品のプライベートコレクションを所蔵しているホテルだ。

*The Regent Singapore
 1982年、まだホテル事情は満足とは言えないシンガポールに画期的新風をもたらしたエポックメーキング的なホテルだ。オーチャード通りの奥、高級住宅街の一角にある12階建て全439室の高級ホテルで、当時は巨大なアトリウムと斬新なシースルーのカプセル型エレベーターに話題が集中した。姉妹ホテルのフォーシーズンズ シンガポールが後にオープンしても、その豪華なロビー周りを始めとして当時の輝きを失ってはいない。

*「世界のリーディングホテル」は現在「週刊ホテルレストラン」で隔週刊第2・4週号にて連載中。 http://www.hoteresweb.com/columntop

Marina Bay Sands

マリーナ ベイ サンズ

シンガポールで多くの話題を集めている人気スポット「LeVeL 33」から俯瞰した、
「Marina Bay Sands」の巨大なコンプレックスの全景。
「LeVeL 33」については次回のEdition 39/ SingaporeⅢで紹介する予定。

カジノ・ショッピングモール前より見上げるマリーナベイサンズの雄姿。

すぐ足元から俯瞰すると、その奇抜で壮大な建物にビックリするであろう。

建物中央部のちょうど真下から上を見上げる。

タワーⅠの側面にある正面エントランス。
玄関口は地下を含め各棟にあるが、タワーⅠにメインエントランスがある。

2560室ものゲストルームを抱えるため、正面玄関は常に賑わいを見せている。

この様にアラブ諸国からのゲストも多く訪問している。

巨大な吹き抜け構造のグランドフロア。
タワーⅠ・Ⅱ・Ⅲの各棟を連絡する圧倒的空間規模を誇る。

上部に見えるコリドーは後述する「Gardens by the Bay」に向かう連絡橋で、
ホテル建物の上部空間を貫いている。

「Registration」と書かれたレセプションカウンター。
ハワイのホテルに来たようなレジャー感覚の雰囲気である。

レセプションと対面した位置でコンシェルジュカウンターがある。

スイートやエグゼクティブフロアのゲストには、
専用の「VIP Lounge」が設けられている。

こちらのデスクで専任スタッフによりお部屋の案内を受ける。

デスクの奥には専用ソファ・ラウンジが用意されている。

客室玄関ホワイエよりベッドルーム方向の俯瞰。

「The Club Room with Ocean View」のベッドルーム。
約50㎡の広さを確保し、タワーⅡの35-49階の高層階に位置する。

お花が植えられた小ベランダからは、
シンガポール港沖に停泊する多くの船舶が見られる。

57階にあるクラブラウンジ「The Club at Marina Bay Sands」へのアクセス付きで、
チェックインも専用VIPカウンターを利用できる。

独立したバスタブがユニークで、
ダブルシンクの洗面カウンターも使い勝手が良いバスルーム。

見ての通り、かなりの大きさのバスタブである。

玄関ホワイエも広く、バスルームからの動線がすこぶる良い。

屋上のプールデッキ近くにある専用クラブ「The Marina Bay Sands」のエントランス。

クラブのデッキ側には専任コックが立ち、調理をしている。

オープンエアのデッキ側にあるクラブラウンジ。

クラブラウンジの先は多くの植栽に癒される空間が広がっている。

ディナータイム時のクラブラウンジの様子。
世界各地から多くのメニューがカウンターに並ぶ。

リゾート感覚のクラブラウンジなのでそれほどの高級感は無いが、
ドリンクやミールのメニューは豊富に取り揃えている。

オーシャンビューのデッキ席もクラブに用意されている。

先端の手摺が隠れていて、水と空間の境が無く、
いまにも市街地に落ちてしまいそうな仕掛けのインフィニティープール。

ライフ・ガードに写真を撮ってもらう外国人観光客。

地上200mの高さにあるものとしては世界最大級の野外プールである。

屋上にある空中庭園「Sands Sky Park」。
まさに船の甲板をイメージした巨大なもので、
3連の超高層ビルの上に長大な屋根を載せて連結した構造だ。

右手にシンガポールの心臓部である
フィナンシャル・ディストリクトの超高層ビル群が広がる。

マリーナ地区にある世界最大級の観覧車「Singapore Flyer」も見渡せる。

夕暮れ迫るプールサイド。

プールサイド奥にあるフランス料理シェフによる伝統的アジア料理の店「Sky on 57」。

オーシャンビューの景色を楽しめるデッキ席。

インフィニティープールに面して、
現代アジア料理で人気のレストラン・バーの「KU DE TA」がある。

プールに接してデッキ席もある。

24時間営業のバー・カウンター。

タワーⅡの55階には「Banyan Tree Fitness」が入っている。

フィットネスクラブのレセプションデスク。

市内高層ビル群を見晴らすトレーニングジム。

疲れたら一息つけるレストルーム。

タワーⅠのアトリウム内にある人気レストラン「RISE」。
インターナショナル料理のビュフェスタイル・ダイニングだ。

24時間営業のバー・ラウンジ「Rise Lounge」。

ホテルグランドフロアからカジノへ直結する連絡通路入口。

「Casino 賭場」への入口。

高級ブランドが店を構える。

カジノへの入場口。これ以上は写真撮が不可である。

有名ブランド店が並ぶ賑やかな回廊。

カジノに隣接して巨大なショッピングモール、
「The Shoppers at Marina Bay Sands」がある。

モールの地下3階にはベニスの水路が再現されて、
ゴンドラに乗って遊覧できる。

マリーナベイサンズの裏手には近年オープンした広大なガーデン、
「Gardens by the Bay」が広がる。

実は人工の森でもある、実にユニークな公園で、
次回のEdition 39/ SingaporeⅢで紹介の予定。

Four Seasons Hotel Singapore

フォーシーズンズホテル シンガポール

高級住宅街を貫く緑多きオーチャード・ブールバードに面してひっそりと佇む、
「Four Seasons Hotel Singapore」のエントランス。

「Four Seasons Hotel」のプレートを掲げた門柱。

フォーシーズンズホテルの正面エントランス車寄せ。

エントランスホールに置かれた華麗な生花のアレンジメント。

重厚な雰囲気を保つレセプションデスク。

レセプションの脇に用意された落ち着いた佇まいのロビーラウンジ。

レセプションの手前に置かれたコンシェルジュデスク。

ゴージャスな雰囲気のエレベーターホール

落ち着いたデザインの客室廊下。

玄関ホワイエから望むベッドルーム。

「Premier Room」と呼ばれるカテゴリーのベッドルーム。
約60㎡の広さがあり、6-19階の眺めの良い部屋だ。

いかにもフォーシーズンズらしいデザインレイアウトの客室。

ゆったりとした時間が流れる。

こちらもフォーシーズンズ・テイストのバスルーム。

ツインシンクやバスタブも、使い勝手はすこぶる良い。

大きく張り出した窓から緑多き公園の向こうに、
シンガポール中心部の高層ビル群が望める。

ホテル3階に用意されたラッププール。
都心にありながら熱帯植物に囲まれた安らぎの空間である。

プールを始め、フルサービスのフィットネスとスパを提供する、
「The Club at Four Seasons」の一環施設で、フルーツや飲み物のサービスがある。

クラブ内のフィットネスセンター。

実は、フォーシーズンズにはもう一つのプールが20階に用意されている。

ファミリー向けに用意されたフリーフォーム・プールである。

ホテル中央にある象徴的な大階段。

階段を上り詰めた所にあるファインダイニングの広東料理店「Jiang-Nam Chun」。
店名は、“春の揚子江南部”と言う意味を持つ。

重厚な雰囲気の高級店で、シンガポールでも高い評価を持つ広東料理の店だ。

前述したホテル中央に位置するシンボリックな大階段。

屋内外にテーブルを設けたバー・ラウンジの「The Bar and Alfresco」。

インターナショナル料理と地元シンガポール料理のビストロ・グリル「One-Ninety」。

「The Bar and Alfresco」と「One-Ninety」の間を抜けて先に進むと、
明るいショッピングアーケードに辿り着く。


さらに進むと「The Shopping Gallery Hilton Singapore」の案内が出て来る。

ヒルトンホテルと連結した回廊で、
オーチャードロードに向かう抜け道として大変便利な存在である。

ヒルトンホテルのレセプションカウンター前のロビーラウンジ。

直ぐにヒルトンホテルのメインエントランスに出られる。

「Hilton Singapore」の正面メインエントランス。

近代的なワールドスタンダードの大型ホテル「Hilton Singapore」の全景。

The St. Regis Singapore

ザ・セントレジス シンガポール

オーチャードロード近くに立地する「St. Regis Singapore」の近代的な外観。

ザ・セントレジスの正面ファサード。
実に11年ぶりにシンガポールに誕生した本格派のラグジュアリーホテルである。

ザ・セントレジスの正面エントランス。高級住宅街の一角、
評価の高いフォーシーズンズとリージェントホテルに挟まれた理想的な環境にある。

広い面積を確保したエントランスホール。この日は中国から習近平主席の来訪があるという事で、事務方や警備のスタッフで物々しい雰囲気であった。

3連のデスクを並べたコンシェルジュ・スタイルのレセプションデスク。

重厚で落ち着いた雰囲気のコンシェルジュデスク。

華やかな廊下の突き当たりにアサインされた部屋がある。

白を基調とした廊下側ドアより俯瞰する玄関ホワイエ。

ホワイエよりベッドルームのシッティングエリアを望む。

重厚な造りのライティングデスク。

レディー・アスターの名を冠した「Lady Astor Room」のベッドルーム。
約56㎡の広さを誇り、セントレジスの創始者、J・J・アスター4世の実母である
キャロライン・アスターを称えたネーミングの部屋である。

広いスペースを確保したシッティングエリアとライティングデスク。

シッティングエリアから玄関ホワイエ方向の俯瞰。

“タタミ・ピローも用意している” と書かれていたので、ターンダウンの時に
リクエストしておいたが、置かれていたのは “タタミ座布団” であった。(笑)

充分な面積を持つゴージャスなバスルーム。
向かい合わせのツインシンクも使い勝手が良い。

写真では見えないが、左手にパウダーコーナーが用意されている。

フランス料理のメインダイニング「Brasserie Les Saveurs」のエントランス。

数多くのメニューが並び、
ゆったりとした時間が流れる優雅な朝食時の風景。

エントランスホール脇にある優美な曲線を描く階段。
右手にアート作品の彫塑も置かれている。

「Astor Bar」のエントランス。

ピカソの“トロシリーズ”「Picasso’s Toros series」が壁に飾られている。

重厚なバー・カウンター。

この日はワインのテースティングが行われ、6種類のワインを試飲する事ができた。

スパ「Remede Spa」のエントランスにはセントレジスNYの
「REMEDE」ブランドの化粧品が多数置かれていた。

「Remede Spa at St. Regis」内部のサウナ、ジャグジー施設。

スパ内にあるオープンエアのジャグジー。
日本の露天風呂を感じさせる趣である。

スイミングプールの「Tropical Spa Pool」は、
多くの植栽と噴水で癒しの環境を演出している。

静寂感が漂う、ゆったりとしたスイミングプール。

プールサイドにあるイタリアンレストラン「LaBrezza」のテラス席。

「LaBrezza」の落ち着いた店内。

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