世界のリーディングホテル

Edition 40/ Kuala Lumpur, MalaysiaⅡ

Kuala Lumpur, MalaysiaⅡ

クアラルンプール、マレーシアⅡ-はじめに

  今回の40回特集はマレーシア編ですが、Edition 4/ E&O Expressでランカウイ島、Edition 5/ Legend of the Sarkies Brothersでジョージタウン・ペナンのマレーシア編を既にご案内済みですので、このエディションではマレーシアⅡとしてお届けします。
 マレーシアの首都、クアラルンプールはシンガポールと同様に高層建築が無数に立ち並び、経済活動も活況を呈している。当然、海外からのホテルチェーンも数多く進出を果たしているが、地元の資本による興味深いコロニアルホテルも健在である。今回は1932年に創建した名門ホテル「ザ・マジェスティック ホテル」、ペトロナスツインタワーに隣接した「マンダリンオリエンタル クアラルンプール」、都心中心部にある老舗ホテル「リッツカールトン クアラルンプール」、そしてマレーシア政府所有でもあった麗しきホテル「カルコサ・セリ・ネガラ」をフォーカスしてご紹介します。

*The Majestic Hotel Kuala Lumpur
 1932年に建てられたクアラルンプールの名門ホテル、ホテル マジェスティックが80年の時を経てザ・マジェスティック ホテル クアラルンプールとして復活し再オープンした。コロニアル風の伝統あるホテルはクアラルンプールのランドマークとして君臨し、歴史に残る政治的会議や各国要人を迎える迎賓館として使われてきた。第2次大戦中は日本軍の司令部として接収され、戦後は建て替えのため取り壊しの危機などに直面したが、83年にマレーシア政府がホテルを強制収容し、遺跡保存法のもと国家遺産として登録し保存の道を開いた。同年末にホテルはその華麗な歴史を閉じたが、翌84年から98年の間、建物は国立美術館として第2の道を歩んで来た。
 2012年、伝説のホテルはマレーシアのYTLホテルズによって蘇り、同年12月に再びホテルのドアが開かれた。YTLホテルズを傘下に持つYTLコーポレーションはマレーシア最大級のコングロマリットで、創業者のDr. Yeoh Tiong Lay(楊忠禮)の頭文字を取って名付けられた。東南アジア企業として初の東証上場を果たした大財閥で、マレーシアではいたる所でYTLの広告看板が目に付く。また、グループ傘下のYTLホテルズはクアラルンプールのリッツカールトンやJWマリオットを保有するほか、多くの高級ホテルを運営している。

*Mandarin Oriental, Kuala Lumpur
 マンダリン オリエンタル クアラルンプール(以下MO/KL)はクアラルンプールのランドマークであるペトロナスツインタワーに隣接し、目の前は広大なKLシティーパークの緑が映える絶好のロケーションに立地している。この辺りはKLCC「Kuala Lumpur City Centre」地区と呼ばれ、伊勢丹や紀伊国屋も入るショッピングモールやコンベンションセンターも含めたマレーシア最大級の複合施設である。
 MO/KLは隣接するペトロナスツインタワーとは密接な関係にある。タワーは地上452m、88階建ての超高層ビルで、ツインタワーとしては現在も世界一の座を保っている。そして、MO/KLは複合施設KLCCの宿泊施設部門を担っており、どちらも1998年に合わせて開業している。KLCCがオープンされる以前は、高級ホテルの先駆けとなった旧リージェントを始めリッツカールトン、ウェスティンなど多くのホテルは繁華街のブギッ・ビンタン地区に集中していた。そこは道路が狭い上に複雑に入り組んでおり交通渋滞で難儀していたが、最近はグランドハイアットなど新規開設の大型ホテルは区画整理が為されたKLCC地区に移行してきている。

*The Ritz-Carlton, Kuala Lumpur
 ゴールデントライアングルと呼ばれるショッピングゾーンで、特にクアラルンプールでいちばん賑わいを見せるブギッ・ビンタン地区にホテルは立地する。高級ブティックが集まるスターヒル・ギャラリーにも直結しており、利便性は群を抜いている。
 1997年に開業した20階建てのエレガントなホテルでスイートを含め248室のゲストルームを持つ。10年前に初めて宿泊した時はホテル単体であったが、その後、高級レジデンスを併設して客室数も増えた。前述したザ・マジェスティックと同様YTLホテルズの傘下にあり、隣接する姉妹ホテルのJWマリオットと共にこの辺りで一大勢力を誇っている。

*Carcosa Seri Negara
 国会議事堂もあるレイクガーデンの丘にあり、政府の迎賓館としての役割を持つ大邸宅のホテルである。1896-97年に初代英国高等弁務官の邸宅として建てられた美しいコロニアル風の建物だ。この麗しき邸宅は2棟の建物に分かれており、名前にある「Carcosa」とは英語で、”Dear Place” という意味を持ち、「Seri Negara」とは “Beautiful Country” という意味を持つ。1989年にホテルとして転用され、エリザベス女王や天皇皇后両陛下も滞在なされた由緒あるホテルである。客室は全13室のゆったりとしたレイアウトで、すべてスイートルームのバトラー付きの構成である。
 政府所有の迎賓館的役割を担うホテルだけに、丘陵地帯を行くアプローチの途中には警備スタッフの常駐するゲートが設けてある。残念ながら現在、「カルコサ」棟はリノベーション中で閉鎖されており、「セリ・ネガラ」棟だけの営業だ。しかし、幸いなことに、以前訪問した時に記録した写真が残っているので一緒に公開したい。

*「世界のリーディングホテル」は現在「週刊ホテルレストラン」で隔週刊第2・4週号にて連載中。 http://www.hoteresweb.com/columntop

The Majestic Hotel Kuala Lumpur

ザ・マジェスティック ホテル クアラルンプール

KLセントラル駅でザ・マジェスティックのゲスト・リレーションズによる出迎えを受ける。

マジェスティックウィングから俯瞰する
「The Majestic Hotel Kuala Lumpur」の全景。

白亜の美しいホテル正面ファサード。1932年に建てられたクアラルンプールの
名門ホテルで、80年の時を経てYTLホテルズによって復活し再オープンを果たした。

コロニアル風の伝統と格式を誇り、KLのランドマークとして歴史に残る政治的会議や
各国要人を迎える迎賓館として使われてきた。

復活した正面玄関の階段アプローチ。

コロニアル風の籐の椅子が回廊のアクセントになっている。

階段を上り切るとホテルスタッフが待ち受ける。

エレベターを降りると目の前で担当バトラーの出迎えを受け、おしぼりと冷茶を頂く。

旧館マジェスティックウィングの館内廊下。

見事に調和がとれた華麗なリビングルームのインテリアデザイン。

旧館コロニアル棟にあるため、この様に天井丈も充分な高さを保っている。

この部屋はマジェスティックウィングにある「The Governor Suite」の部屋で、
エレガントな雰囲気が漂うスイートのリビングルームだ。

リビングルームからベッドルームへの俯瞰。

「The Governor Suite」のゴージャスなベッドルーム。
約55㎡の広さを誇り、コロニアル棟を代表するスイートルームだ。

非の打ちどころの無い完璧なデザインレイアウトと言える。

ベッドサイドからバスルーム方向への俯瞰。

猫足の付いたクラシカルなバスタブが印象的だ。

アールデコ調でまとまったデザインが好印象である。

窓からは壮麗な外観を持つ旧クアラルンプール駅を間近に望むことができる。

新しく増設した新館タワーウィング側の全景。

タワーウィングの正面ファサード。
こちらも旧館と同じ、白亜の美しい建物だ。

大きくホテルのロゴマークが掲げられた正面エントランス。
旧館と同じようにコロニアル調の制服を着たベルキャプテンが待機する。

正面玄関エントランスホール側には担当ドアマンが立つ。

壮麗なシャンデリアが圧倒的存在感を放つエントランスホール。

エントランスホール奥にあるレセプションカウンター。

タワーウィングから旧館マジェスティックウィングに向かう連絡通路入口。

途中にある「The Smoke House」と呼ばれる別棟に向かう回廊。

バーカウンターやシガールームなどを備えた大人の憩いの場である。

別棟にある「The Majestic Spa」のエントランス。

スパのレセプションデスク。

スパ内にあるトリートメントルーム。

スパ棟正面にあるスイミングプール。
正面の建物は旧クアラルンプール駅のムーア様式の駅舎である。

メインダイニング「The Colonial Café」のお世話になったスタッフたち。

コロニアル棟にある正統派のファインダイニングだ。

グランドピアノが置いてあるメインバー「The Bar」。
メインダイニングと隣接しており、夜は生演奏が入る。

専任楽団が入り、生演奏の音楽を聴きながらディナーを楽しむ。

前菜、シーザーサラダのサーモン添え。

メイン料理に合わせた赤ワイン、
Grand Burge 5th Generation Barossa Shiraz 2010, Australia Barossa/

メイン料理ラム肉、赤ワインソース温野菜添え。

アフタヌーンティーが人気のラウンジ「The Tea Lounge」。
バー、ダイニングルームと有機的に結合した広い空間にある。

見事なオーキッドの華が咲き乱れるティールーム「The Orchid Conservatory」。

タワーウィング側にあるオールデイダイニングの「CONTANGO」のレセプション。

世界各国の食材が並ぶオープンキッチンのレストランだ。

スタイリッシュな店内。

握り寿司も本格派である。

照明が美しい夜間のコロニアル棟メインエントランス。

Mandarin Oriental, Kuala Lumpur

マンダリンオリエンタル クアラルンプール

広大なKLシティーパークから望む「Mandarin Oriental, Kuala Lumpur」と、
連接するKLを代表するランドマークである「Petronas Twin Tower」の全景。

KLCCの一角に1998年オープンした。602室を数えるゲストルームと41のスイート、
そして51のレジデンスを擁する大型高級ホテルである

マンダリンオリエンタルKLの正面ファサード。

マンダリンオリエンタルKLの正面エントランス。

エントランスホールから俯瞰する正面玄関。

広大な面積を有するエントランスホール。

ゆったりとしたレセプションホール。

コンシェルジュデスクから見たレセプションデスク。
背後の漢字の掛物が印象的だ。

漢字が書かれたお馴染みの扇など、
東洋趣味の漂う重厚なエレベーターホール。

「Deluxe Park View Room」のベッドルーム。約40㎡の広さがあり、
広大なKLシティーパークの向こうにクアラルンプール市内の高層ビル群が望める。

ライティングデスクからツインベッド方向への俯瞰。

標準的スペースの使い勝手が良いバスルーム。

部屋から眺める緑の美しいKLシティーパークと、KLCCを取り巻く高層ビル群。

プール、フィットネスのレセプション。

プールサイドにあるレストラン「Cascade Restaurant and Bar」を取り囲む石庭。

早朝のまだ人影の少ないプールサイド。

クアラルンプール市内の高層ビル群を望むオープンエアのスイミングプール。

部屋から望めるスイミングプール。

お馴染みのロゴマークを掲げた「The SPA at Mandarin Oriental KL」のエントランス。

人気の広東料理店「Lai Po Heen 麗寶軒」のエントランス。

「麗寶軒」のモダンな店内。

ロビーを真っすぐ進んだ正面にあるラウンジ「Lounge on the Park」。

アフタヌーンティーが人気の店内。

中2階の回廊から俯瞰したカクテルタイム時の「ラウンジ・オン・ザ・パーク」。

KLシティーパーク側にあるサブエントランスで記念の1枚。

The Ritz-Carlton, Kuala Lumpur

ザ・リッツカールトン、クアラルンプール

「The Ritz-Carlton, Kuala Lumpur」の正面メインエントランス。

お馴染みのライオンと王冠を組み合わせた「The Ritz-Carlton」
の銘板が掲げられている。

少々やり過ぎではないかと思われるくらいの、
派手なマレーの民族衣装を着こんだドアマンと記念の1枚。

やや手狭な感じのエントランスホールと重厚な雰囲気のレセプションカウンター。

ロビーの左奥に佇むラウンジ「The Lobby Lounge」のエントランス。

いかにもリッツカールトンという雰囲気の落ち着いたラウンジ。

これまたリッツカールトン流の重厚なデザイン構成のエレベーターホール。

客室玄関ホワイエからベッドルーム方向への俯瞰。
右手に書斎、左手にバスルームを配置したルーム構成だ。

余裕を感じさせるシッティングエリアからキングベッド方向への俯瞰。

この部屋は「Executive Deluxe Room」のカテゴリーで、
約50㎡近くの広さを持つ。

ベッドサイドからシッティングエリア方向への俯瞰。

落ち着いた空気が醸し出す独立した書斎。

書斎からバスルーム方向への俯瞰。

淡いトーンの色調でまとめられたバスルーム。

客室階廊下のエレベーターホール。

「Liyen 麗苑」前のホールにあるウェイティングコーナー。

広東料理「Liyen 麗苑」に向かうエントランス。

リッツカールトンKLのメインダイニングであり、
クアラルンプールでも最高峰の中国料理の名店である。

新しくホテルに隣接して建設されたレジデンス棟と連絡する回廊ホール。

こちらが「The Ritz-Carlton Residence」の正面エントランス。

レジデンス側のエントランスホール。

ライブラリーラウンジ「The Library Lounge」の案内板。

落ち着いたライブラリーラウンジからエントランス方向への俯瞰。

レジデンス棟には大小のボールルームが用意されている。

高級ショッピングモール「STARHILL Gallery」から連絡通路で
ホテルに直接アクセスできる。

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