世界のリーディングホテル

2011-06 Archive

San Francisco

お知らせ

「世界のリーディングホテル」はこの度、オータパブリケイションズ刊「週刊ホテルレストラン」誌上にて連載される運びとなりました。6月10日(金)発売号より毎月隔週の第2・4週金曜発刊で連載を開始します。掲載号毎に1ホテルの紹介記事で、新規書下ろしの内容の濃いものとなります。HOTERESWEB: www.hoteresweb.com/columntop
あらためて皆様、読者諸氏の熱きご声援、ご協力に感謝いたします。

San Francisco
サンフランシスコ – はじめに

第11回特集はサンフランシスコの4つのリーディングホテルをご紹介します。サンフランシスコは北米に於いて、日本人には最も馴染み深い都市であり私も何回か訪問しております。1990年代
の訪問が一番多かったのですが、残念ながら当時撮影したホテルの写真はありません。したがって前回2002年訪問時の写真を交えながらのご紹介と、UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)の一部を「街の様子」項でご案内します。

サンフランシスコのホテル立地構図を大別すると、以下の様になります。
Union Square Area: Westin St.Francis, Clift, Grand Hyatt, Sir Francis Drake,
             Taj Campton Place, etc.
South of Market Area: Four Seasons, W San Francisco, The Palace Hotel,
               Westin, Marriott, etc.
Nob Hill Area: The Fairmont, InterContinental Mark Hopkins, The Ritz-Carlton, etc.
Financial District Area: Mandarin Oriental, Hyatt Regency, Le Meridien, etc.

*Four Seasons San Francisco
サンフランシスコのメインストリートMarket St.に面して立地し2001年に開業した。46のスイートと277の客室を擁し40階建ての建物の12フロアを客室としている。最大の特徴はパブリックスペースが非常に余裕のあるレイアウトで、且つゴージャスな点だ。スタンダードルームでも43㎡の広さで市内最大級といえる。併設する超豪華レジデンスも人気があり、CEOイサドア・シャープが特に力を込めたホテルと聞く。サンフランシスコの名門といわれるホテルの多くが老巧化してきている状況下、このホテルの存在意義は大きいと言える。

*Mandarin Oriental San Francisco
ファイナンシャルディストリクトに立地するサンフランシスコ第3の高さを誇るカリフォルニア・センター上層階にある。この建物は非常にユニークで、38-48階を占めるホテル客室棟は2棟に分かれ、全面ガラスのスカイブリッジで連絡している。1987年の開業で、151の客室と7スイートを擁する豪華ホテルだ。ロビーの一番目立つ場所に置かれた金色の仏像がアピールポイントで、当時メディアの評判を集めた。ちなみにマンダリン・オリエンタル・ホテルグループの記念すべき米国進出第1号ホテルだ。

*The Westin St.Francis
ユニオンスクエア前に圧倒的存在感で立地する老舗名門ホテルだ。1904年の開業で重厚な格式を誇る15階建ての本館と、1972年オープンした32階建ての新館タワー棟から成り、全1195の客室は最近改装を終えたばかりだ。タワー棟のエレベーターはガラス張りでサンフランシスコの大展望を楽しめる。1975年には日本の天皇皇后両陛下も米国公式訪問の際、セントフランシスにお泊りになられた。

*The Ritz-Carlton, San Francisco
ノブヒルからCalifornia St.を少し下がった閑静な住宅街に位置する。元々は1909年にメトロポリタン生命保険会社の社屋として建てられ、巨大なエンタシスの円柱が立ち並ぶギリシャ神殿と見間違える程の堂々とした建物だ。その後、建物は大改修され1991年にリッツカールトン・サンフランシスコとして生まれ変わった。59のスイートを含む全336室のクラシカルな豪華ホテルで、市の重要文化財にも指定されている。

*UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)
どういう訳か日本ではUCLAが有名になっていますが、UCBバークレー校がカリフォルニア大学
の本校、本部であります。私事で恐縮ですが、当時大学受験に際してこのバークレー校留学に大きな憧れを抱いておりました。様々な模索をしながら紆余曲折を経て結局断念した訳でした。それから時は流れ、今から9年前の2002年に初めてバークレー校を訪問して、齢50歳を過ぎた自分に人生の妙を感じた旅でありました。

注、ご案内所々に私の2002年訪問時の写真が挿入されています。
   フイルム写真の為、だいぶ画質が落ちています。ご容赦いただければ幸いです。

Mandarin Oriental San Francisco

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
銀行、証券が立ち並ぶサンフランシスコのオフィス街、ファイナンシャルディストリクトに立地する。
赤色のマンダリン幟が掲げられている。日本ではよく見られるが米国では非常に珍しい光景だ。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
マンダリン・オリエンタルの正面エントランス。
ユニークな形状のキャノピー(ルーフ)がとても鮮やかだ。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
正面エントランスからレセプションカウンターが覗ける。
愛想の良いドアマンで、ホスピタリティー感覚も充分だ。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
さほど広くはないが、円形のロビーに合わせたラウンド状のレセプションカウンター。
ホテルロビーとしては独創的なデザインで、外のキャノピーと呼応している。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
その独創的デザインに、さらに一枚加わっているのがこの金色の仏像である。
ホテル開業当時賛否両論があったが、業界メディアに大きく取り上げられ話題になったのは間違いない。Edition 8/ Four Seasons Vancouverを参照して頂きたい。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
ロビーラウンジから俯瞰したレセプションと金色の仏像。
左手の階段を昇って行くとメインダイニングに導かれる。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
クイーンサイズのベッドルーム。
約10年前のインテリアで、ピロークッションやベッドカバーが当時流行した柄模様である。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
この部屋はスーペリアタイプの客室で、約35㎡の広さである。
実にユニークな部屋レイアウトで、写真右のドアから約120度の角度で左に曲がり独立したバスルームに導かれる。当時話題になったビューバス・タイプの浴槽である。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコは高層ビルの38-48階を占め、151客室と7スイートを擁する。写真左下に見える籐のお茶セットが可愛い。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
左手のピラミッドはトランスアメリカ社の本社ビルで、サンフランシスコのランドマークの一つである。右手前のビルがマンダリン・オリエンタルで、これまたユニークな構造である。ビル上層部が左右に分かれて、一面ガラスの回廊で結ばれている。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
これが回廊部分の写真である。
ピラミッドとサンフランシスコ湾が一望に俯瞰できる。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
回廊からアップで撮ったピラミッドのトランスアメリカ社。
ピラミッドやマンダリンビルも遊び心に富んで実にユニークである。
日本の建築物にこの様な自由で新鮮な発想が無いのは残念な事と思う。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
前述した階段を上がった2階に「Silks」を案内する表示が出て来る。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
メインダイニング「Silks」のエントランス。
サンフランシスコでも指折りの名店で、数々のアワードを受賞している。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
2002年訪問時の写真。
ディナーの席では写真が撮れず、レセプションデスクでの撮影だった。
それから10年の歳月の流れ、思わず感慨深いものが込み上げてくる。

マンダリン・オリエンタル、サンフランシスコ
時間外の「Silks」内部の光景。
カリフォルニア料理とアジアンテイストのフュージョン料理が得意だ。

The Westin St. Francis San Francisco

ザ・ウェスティン・セントフランシス

ザ・ウェスティン・セントフランシス
ユニオンスクエア前の絶好の立地を誇るウェスティン・セントフランシス。
ノブヒルにあるフェアモントと並ぶサンフランシスコのホテルのランドマーク的存在だ。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
正面ファサードの堂々たる景観。
「ユニオンスクエアの貴婦人」と呼ばれるセントフランシスは1904年の開業で、
1975年には日本の天皇皇后両陛下もお泊りになっている。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
正面エントランスを抜けるとクラシカルなロビーがある。
クリスマスのデコレーションが正面に飾ってあり、左手にステーキハウス「Bourbon Steak」がある。
以前この場所にはカフェテリアが入っていて、いつも賑わっていたのだが。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
さらに進むと新館タワー棟のレセプションロビーに着く。
このホテルは何回か利用しているのだが、
2006年に大改装を終えて以前の古めかしさは無くなった。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
大型のレセプションカウンター。
ここも新装され、左側にスターウッド会員用カウンターが広くなり混雑が改善された。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
タワー棟エレベーターに向かう途中にコンシェルジュデスクがある。
どことなく古き良き時代の雰囲気を漂わせている。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
タワー棟エレベーターホール。
左側に何台ものエレベータードアが一列に並ぶ姿は壮観である。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
タワー棟エレベーターはこの様に展望タイプになっており、
最上階32階までサンフランシスコの大景観を楽しむことが出来る。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
客室階のエレベーターホール。
余裕のある空間だが、改装後でもどことなく古さが感じられる。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
客室玄関から俯瞰するベッドルーム。
左手にワードローブ、右手にバスルームがある。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
この部屋はデラックス・モダンタワーと呼ばれる客室で、約33㎡の広さがある。
改装後の部屋の使い勝手は良好で、大きな出窓からの眺めも秀逸である。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
大型のヘブンリーキングベッド。
旧館を含め全1195室を擁するグランドホテルである。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
やや小さめのバスルーム。
シンプルで使い勝手は良いが、残念なのはシャワーブースが無いことである。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
最上階32階からのサンフランシスコの大パノラマ景観。
写真右奥の高層ビルの周りに朝方にあった濃霧の名残りが見える。

ザ・ウェスティン・セントフランシス
「Westin WORKOUT@Gym」のレセプションカウンター。
やや古い感じはするが、多くのトレーニングマシンを装備している。

The Ritz-Carlton,San Francisco

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
元々は1909年にメトロポリタン生命保険会社の社屋として建てられた。
巨大なエンタシスの円柱が立ち並ぶギリシャ神殿と見間違える程の堂々とした建物だ。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
ノブヒルからケーブルカーが走るCalifornia St.を少し下ったところに位置する。
絶妙のタイミングでそのケーブルカーが満員の乗客を乗せて登ってきたところだ。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
建物はその後、徹底的に改装され1991年にリッツカールトン・サンフランシスコとして生まれ変わった。この美しい正面ファサードの姿は用途変更されたとはいえ、ホテル建築として最高傑作の一つとして評価したい。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
正面エントランスに立つベルスタッフ。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
2002年に訪問した時に同じ場所で撮った写真。
隣に立つドアマンは190センチを超える大男で、日本語を話す当時の名物ドアマンだった。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
エントランスを抜けると正面に優雅な「Lobby Lounge」がある。
2002年訪問時にはここで日本人の職人が握る寿司ランチが大人気であったが、
残念ながら今はもうメニューから無くなっていた。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
ラウンジの右側を進むとレセプションカウンターがある。
クラシカルな典型的リッツカールトン様式のデザインで、
中央のロングケース・クロックがいい雰囲気を醸し出している。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
威厳に満ちたレセプションカウンターだが、クリスマスの飾り付けが可愛らしい。
写真右手にコンシェルジュカウンターがある。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
一方、逆にラウンジの左側を進むとメインダイニングの「The Dining Room」がある。
全米でも高い評価を受けているフレンチレストランだが、
日本料理のテイストが入ったフュージョン料理が得意だ。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
メインダイニングの先に中庭のテラスに行かれるエレベーターがある。
このエレベーターホールにはグランドピアノとソファーセットが設置している。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
客室前廊下の俯瞰。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
当時のワイドフィルムと呼ばれるもので、撮った写真でこの様な形になりました。
約10年前のベッドルームで、ベッドカバーから全ての什器備品に隔世の感がある。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
この部屋はスーペリアルームで約28-38㎡の面積で、
現在の感覚からはこの狭さは否定できない事実だ。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
現在の建物は9階建てのスイートを含めて336室を擁し、
2006年6月に大改修を施してある。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
クラブラウンジのレセプションカウンター。
ラウンジ入口のドアは無く、エレベーターを降りると目の前にこの光景が広がる。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
写真は朝食の時間帯の光景で、一日数回のミールプレゼンテーションがある。
クリスマス時期であるが、日本と違い年配のゲストがほとんどである。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
最近の米国でのクラブラウンジは、ハイアットやフォーシーズンズにしてもアクセスキーでラウンジドアを開けるのが主流だが、エレベーターを出るとすぐラウンジというのは珍しい。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
コの字型に建物に囲まれた中庭テラスの俯瞰。
均整のとれた美しい風景だ。

ザ・リッツカールトン、サンフランシスコ
よく手入れされた植え込みとテラス席。
以前はここに「The Terrace」という名前の地中海レストランがあったが、確認出来なかった。

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