世界のリーディングホテル

2012-02 Archive

Chiang Mai

チェンマイ – はじめに

 第19回特集はチェンマイを代表する2大ホテル、フォーシーズンズとマンダリン・オリエンタルの贅沢なホテル対決を中心にご案内します。そのほかバンコクで人気の“天空のレストラン”、シロッコ「Sirocco」とヴァーティゴ「Vertigo」の、こちらも興味が尽きない2大レストラン対決を併せてご紹介します。バンコクの主要ホテルについてはEdition 6/ Bangkok, ThailandⅠで既に掲載済みですのでご参照してください。

 タイ北部に位置する古都チェンマイの名称は「新しい街」という意味で、13世紀後半にチェンライから遷都されたランナータイ王朝の首都として栄えた。現在でもタイ北部の経済・文化の中心地で「北方のバラ」と呼ばれる美しい町である。チェンマイ旧市街は正方形の堀に囲まれてワット・プラシンを始め、幾百もの寺院がランナータイ王朝の建築様式で建立されている。

*Four Seasons Resort Chiang Mai
 日本人にとって日常の見慣れた風景である“田んぼ”が、高級ホテルのメインガーデンに“主役”として登場したと聞いて軽い衝撃を受けたことがある。1995年に開業したフォーシーズンズリゾート、チェンマイ(旧リージェント、チェンマイ)である。それはリゾートホテルにおけるガーデンレイアウトの多様性と、同時に次世代へのリゾートの方向性を示した画期的な出来事でもあった。誰しも希求する“癒し”をテーマとした新しいリゾートのあり方を示してくれた。

*Mandarin Oriental Dhara Dhevi Chiang Mai
 初めてここを訪れる人は必ずや“タクシーが間違って寺院に連れて着た”と戸惑うほどの寺院建築が立ち並ぶ豪華ホテルだ。棚田“ライステラス”をメインガーデンに据えて衝撃的デビューを飾ったフォーシーズンズリゾートに遅れること10年、マンダリン・オリエンタル、ダラ デヴィがより鮮明なコンセプト“古都チェンマイ”を掲げて2005年にこの地に開業した。24万2000㎡の広大な敷地はリゾートというより一つの村の大きさで、かつ郊外ではなく市内住宅地に出現したホテルとしては例がないであろう。

*The Rachamankha, Chiang Mai
 ワット・プラシンから更に奥まった場所にひっそりと寺院建築を模して建つ、デザイナーズ系ブティックホテルである。Relais & Chateauxの加盟ホテルで、伝統的なランナー様式とアーバンスタイルが融合する卓越したデザイン性の評価が高い。スイート2室を含めて全24室で、ギャラリー、ライブラリー、スイミングプール、中庭のあるレストランなどを擁し、欧米人を中心に人気のホテルだ。

*“天空のレストラン ”Sirocco & Vertigo
 バンコクならではのオープンエアの天空のレストランだ。SiroccoはLebua State Towerの63階にあって地上247mの高さを誇り、“世界一高所にあるオープンエアのレストラン”として認定されている。一方、Vertigoは“眩暈”という意味を持ちBanyan Tree Bangkokの61階にある。まさに、めまいのする外階段を59階から登って行く。Siroccoがファッショナブルな雰囲気に対して、こちらは幾らかフォーマルな感じを受ける。どちらも夕暮れ時の心地よい熱帯の風を受けながらの食事は、決して日本では真似できない貴重な体験と言える。

*「世界のリーディングホテル」は現在「週刊ホテルレストラン」で隔週刊第2・4週号にて連載中。
http://www.hoteresweb.com/columntop

Four Seasons Resort Chiang Mai

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
レセプションのあるメイン棟から稲作田の見えるメインガーデンの俯瞰。
左手にタイ料理レストラン「Sala Mae Rim」の赤いパラソルが見える。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
周りの山並みが借景となって盆地のように庭園を囲み、中央に棚田の水田を配してメインガーデンとしている。かつて日本で見られた田舎の原風景と重なり合う日没前の癒される光景だ。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
各パビリオンに通じる木製のデッキ通路。
所どころに休息用の可愛いチェアが用意されている。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
メインのデッキ通路から枝分かれして各パビリオンに連絡している。
パビリオン1棟あたり、Upper2室とLower2室の合計4室のゲストルーム構成だ。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
「Upper Rice Terrace Pavilion」のベッドルーム。
一番人気のあるタイプの客室で高床式のベランダ「Sala」が付属する。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ベッドから玄関、バスルーム方向への俯瞰。
ベランダ部分を含めて約70㎡の広さを誇る。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
かなりの広さがあり使い勝手は極めて良好なバスルーム。
バスタブの周りは内庭となっており、手前左右にそれぞれトイレとシャワーブースがある。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
バスルームから見たベッドルーム。
左手にあるワードローブのドアと一体となった、優雅な引き戸で間仕切りができる。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
後から届けられたウェルカムアメニティーとGMからのウェルカムレター。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ベッドルームから回廊で繋がっているベランダ部分。
思った以上の広さがあり、ここから棚田のメインガーデンを一望に見渡すことができる。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ベッドルームからこんな感じで連絡している。
「Sala」と呼ばれるタイ式屋外ベランダで嬉しい付属施設である。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ライステラスから望むメイン棟方向の俯瞰。左手に小プールのデッキチェアが見え、
中央に高床式の西洋式レストラン「Terrace」があり、その奥にメイン棟が望める。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
タイ郷土料理の「Sala Mae Rim」のテラス席。
ちょうど朝食のセッティング中の様子で、ここからの眺めは素晴らしい。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
20mの長さを持つメイン・スイミングプール。
奥の大屋根の棟はテラスラウンジ&バーである。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
インフィニティ構造のスイミングプールで、ライステラスの庭園の向こうにMae Rim渓谷
が望める。プールスタッフが何人か待機して、デッキメイキングの後すぐに冷えたミネラル
ウォーター、タオル、水菓子を持って来るサービスがある。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
すぐ下に小プールが付属している。
こちらは大人専用のプールである。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
大人専用であるため、ビール片手にプールの縁に座って景色を楽しめる。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
“田んぼ”の真ん中にこのようなプールが存在する。
ある意味、不思議な風景である。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
これが旧リージェント時代からパンフレット等で親しまれたリゾートの代表的風景である。
“案山子”のある水田ではゲストも参加できる“田植え”の実演や講習会も行われている。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ライステラスの逆方向から俯瞰した広大な庭園風景。
水田の奥には池が配置され、その周りに古い米納屋がひっそり建っている。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
実はレストランの一部でもあり、「Rice Barn」と呼ばれる施設で究極のプライベート・
ダイニングとして、フルコースディナーがリクエストできる。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
レジデンス棟側を歩いて行くと木橋の回廊の奥に、独立したスパ施設が見えて来る。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
小さな寺院をイメージしたスパ「The Spa at Four Seasons Resort Chiang Mai」
のエントランス。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
大変フレンドリーなレセプション担当スタッフ。
エントランスから棟内回廊をしばらく進むとレセプションデスクに着く。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
レセプションデスクの背後に見晴らしの良いラウンジが用意されている。
スパ内部は広々とした空間を持ち、7つのトリートメント・スイートを擁している。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
スパのある区域側には豪華なレジデンス棟が立ち並ぶ一角がある。
さらにプライベートプールが付属したプールヴィラも用意されている。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
レジデンス棟は平均して3-4階建で、17のレジデンスがある。
こちらはライステラスではなく芝生ガーデンとなっている。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
朝方にはこのように庭園内を飼育係が牛を連れて回るデモンストレーションが行われる。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
プライベートレジデンスのゲスト専用プール。
かなり凝った豪華な造りである。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
こちらはプールヴィラに付属する専用プール。
ライステラスを見下ろす最高の眺望を持つプール付き豪華ヴィラだ。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
メイン棟側にあるヘルスクラブのエントランス。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ヘルスクラブ内のラウンジ。
奥にキッズルームも併設されている。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
ヘルスクラブ内のトレーニングジム。
各種トレーニングマシンが並び充実した施設である。

フォーシーズンズリゾート、チェンマイ
別棟にあって趣のあるスチームルームのエントランス。
男女共用のタイ式ハーバル・スチームルームを利用できる。

Mandarin Oriental Dhara Dhevi Chiang Mai

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
Mandarin Oriental Dhara Dheviの正門。
手前にはホテル付属のショッピングビレッジ「Kad Dhara」の施設がある。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
美しい朝靄の中、ホテルメイン棟に向かう。
正門からホテルレセプションまでの長くて美しいアプローチ。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
メイン棟に向かう途中にある案内板と優雅な橋。
リゾートは実に24万㎡以上の敷地を有し、
コロニアル棟を除いてホテル主要施設はすべて寺院建築を模している。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
ホテル正面エントランス。
1階のアーチ窓の部分は高級ブティックが入るアーケードになっている。
正門からは優雅な馬車に乗ってホテルレセプションまで行ける。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
逆方向から見たホテル正門方面。
左手の建物はグランドボールルームの「Jum Thong Hall」。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
メイン棟の最初の門をくぐるとホテルレセプションに辿り着く。
正面にレセプションデスクが見える。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
レセプション前のロビーラウンジ。
左側にはコンシェルジュデスクがある。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
広大なリゾート内は様々なタイプのヴィラが並んでいる。
ヴィラが主体だがコロニアルスイートと呼ばれる客室を有すコロニアル棟もある。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
Villa #88の門構え。
フォーシーズンズの4室1棟のパビリオンと違い、すべて独立したヴィラタイプである。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
玄関ホワイエから見たリビングルーム。
左手には2階に上がる階段がある。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
明るく居心地の良いモダンな造りのリビングルーム。
右手のガラス戸を開けて直接プライベートプールに出られる。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
2階から見た玄関ホワイエ部分。
このヴィラは2階建のメゾネットタイプだ。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
2階階段の踊り場部分。
ゆったりしたスペースがあり、正面に飾られたチェンマイのタペストリーが可愛い。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
クラシカルな蚊帳がエレガントな雰囲気を醸し出すベッドルーム。
この部屋は「Grand Deluxe Villa with Pool」のカテゴリで、約244㎡の広大な面積だ。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
メゾネットタイプの部屋で2階にベッドルームがある。
ベッドルームから広いテラスに出られ、付属の専用ジャグジーが付いている。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
ゆったりとしたパウダールーム。チーク材の木目が美しいデザインだ。
両側に同タイプのシンクが設置され使い勝手が秀逸である。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
広大なバスルーム。
正面がシャワーブース、右奥にバスタブがあり手前右にトイレブースがある。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
ベッドルームから続く2階のテラス。プライベートジャグジーが用意されている。
しかし、かなり大型なので湯を張るのに少々時間が掛かる。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
ジャグジーからの眺めは素晴らしい。正面にスイミングプールが望め、
右手にはフレンチレストラン「Farang Ses」のテラスが見える。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
広いテラスのデッキチェアから見下ろすと、
ヴィラの緑豊かなガーデンと付属するプライベートプールが望める。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
Villa #88のハイライトであるプライベートプール。
奥の東屋にはパーティー用キッチンが完備しており、屋外プールパーティーも面白い。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
リビングルーム脇から庭のデッキ部分に出られ、
そこから俯瞰したガーデンとプライベートプール。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
プールサイドにあるオープンエアのテーブルセット。
奥にはソファーセットもあり、プールサイドパーティーに最適だ。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
稲作田“ライスパディ”内は綺麗に木道が整備されており、
気持ちよく散歩を楽しめる。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
オープンエアに流れる風が気持ち良いフレンチレストラン「Rice Terrace Restaurant」。
まだ営業前でセッティングがなされる前の風景。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
スパ「The Dheva Spa」のロビーへと続く建物。
この左手奥に先ほどのテラスレストラン部分がある。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
外観は寺院建築だが、内部は古代マンダレーの宮殿をイメージしてデザインされた
スパ「The Dheva Spa」のエントランス。最高レベルのアーユルベーダを受けられる。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
唯一寺院建築ではないコロニアル棟側にあるコロニアルプール。
プールサイドバーでビールをいただく。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
複数のコロニアル棟を連絡する通路。
コロニアルスイートと呼ばれる客室がこの棟に集まる。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
コロニアル棟の外廊下。
どことなくシンガポールのラッフルズの雰囲気が漂う。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
フィットネスセンターのジムとプールサイドを結ぶ内部廊下。
何とも言えない不思議な空間である。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
稲作田の庭園に面してスイミングプール「Loy Kham Pool」がある。
かなり凝った造りで、いろいろなセクションに分かれている。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
広々とした田園風景を眺めながら楽しめる「Loy Kham Pool」。
デッキチェアに身を任せ昼寝をするのも気持ちが良い。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
フィットネスセンター内にあるトレーニングジム。
ここでレンタル自転車の手配をしてもらえる。

マンダリン・オリエンタル、ダラ デビ
地中海レストラン「Akaligo」。
サンスクリット語でタイムレスという意味だそうだ。

The Rachamankha, Chiang Mai

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
ラチャマンカホテルの中心部にあたるコートヤード。
ランナー寺院建築の美しいブティックホテルだ。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
レセプションデスクのあるメイン棟。
Relais & Chateaux加盟のグローバルメンバーホテルである。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
ロビーラウンジ。
寺院建築を吹き抜ける風が気持ち良い。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
標準的なアメニティーのスーペリアルーム。
約32㎡の広さがあり、中国風の家具とアジアン・デコラティブのデザインだ。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
バスルームのパウダーコーナー。
やや狭いが使い勝手は良好である。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
コンシェルジュデスク。
後方にレストランとバーのレセプションデスクがある。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
レストランは室内とコートヤードの2タイプを選べる。
こちらはフォーマルな雰囲気の室内メインダイニング。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
もう一つはコートヤードにあるオープンエア・レストラン。
欧米系のゲストに好評である。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
クラシカルな雰囲気のライブラリー。
蔵書も多くディスプレイも秀逸である。奥にある2台のコンピューターも利用できる。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
ブルーのタイルが敷きつめられた美しいスイミングプール。
20mの長さを持つ本格派で、デッキチェアも十分用意されている。

ザ・ラチャマンカ、チェンマイ
ホテルからすぐ近くにアジアンテイスト満点の優雅なスパがあった。
チェンマイは“癒しの街”として多くのスパ、マッサージの店がある。

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