世界のリーディングホテル

2012-07 Archive

Seoul, KoreaⅠ

ソウル – はじめに

 第24回特集はソウル、韓国Ⅰとして、ソウルを代表する6軒のリーディングホテルをご紹介します。筆者が初めてソウルを訪問したのは大学3年の時で、今から40年も昔のことであった。
当時の韓国はまだ夜間外出禁止令が継続中で、法令で配給ご飯に麦を混ぜる事が義務付けられており、どんなレストランでも薄茶色の麦ライスが食べられていた。そんな状況下であり、国際級ホテルでは古ぼけたバンドー・ホテル(半島ホテル)があるだけで、ロッテも新羅ホテルもまだ無い時代であった。そんな中、20階建てに建て替えられたばかりの朝鮮ホテル(現ウェスティン・チョースン)が光り輝いていたのを覚えている。時は流れ、現在のソウルはファッショナブルな国際都市として世界に大きな影響力を及ぼしていることはご承知の通りです。
 今回は前述した韓国初の西洋式ホテル「ウェスティン・チョースン」、迎賓館的役割の「新羅ホテル」、事実上人気NO,1の「グランドハイアット」などを中心にソウルの最新ホテル情報をお届けします。掲載の一部に、前回2008年訪問時の写真も入っていますのでご注意ください。 なお、ソウルでいちばんホットな「バンヤンツリー・ソウル」は次回韓国Ⅱでご案内する予定です。

*The Westin Chosun, Seoul
 1914年に朝鮮半島初の西洋式ホテルである「朝鮮ホテル」として開業した。東京の帝国ホテルなどの技術とノウハウが持ち込まれ、初のエレベーターが設置され、アイスクリームもここで初めて販売された。戦後は日本統治時代の旧館を解体し、70年に20階建ての最新ホテルとして生まれ変わった。81年にはアメリカのウェスティン・ホテルズ(現スターウッド・グループの一員)の傘下に入り、現在の「ウェスティン・チョースン」と改称した。
 現在ホテルの建つ小高い場所は、皇帝が豊作や国家安泰を祈る祭天儀礼を行った神聖な場所であった。史跡第157号に指定されている「園丘壇」は、現在その一部を残すのみだが李氏朝鮮王朝からの歴史を今に伝えている。メインダイニングの「The Ninth Gate Grille」から望む園丘壇の八角形をした三重塔「皇穹宇」は美しく見どころの一つだ。

*The Shilla Seoul
 1979年にグランドオープンした韓国を代表する名門ホテルである。地上23階地下3階、34のスイートを含む全465室の大型高級ホテルで、サムスングループにより運営されている。88年のソウルオリンピックや2002年のFIFA日韓ワールドカップなど、大きな行事では公式ホテルとして指定され世界的にも認知されている。
 敷地内にある李氏朝鮮代の建物、迎賓館での婚礼の宴会が人気で、多くの韓流スターがここで挙式しているという。美しい歴史的建物が敷地内庭園に点在していて、史跡第10号のソウル城郭の一部もここで見られる。また、隣には巨大な新羅免税店があり、多くの日本人観光客で賑わっている。LHWのメンバーホテルであり、ホテルオークラとも長い間提携関係を結んでいる。

*Grand Hyatt Seoul
 歴史的景観の南山の中腹に広がる18エーカーもの広大な敷地に、スイートを含め全601室、20階建ての巨大ホテルである。開業は1978年で滝の流れる美しい庭園を有することから、「都会のオアシス」のコンセプトを持つ。グランドロビーに一歩足を踏み入れると高い天井と石積みの壁面に目を奪われてしまう。ここは美術館のようにも、パリにある終着駅の駅舎のようにも見える、筆者も注目する不思議な空間だ。
 地元ソウルのセレブに人気があり、実際にインベスター誌のランキングでもソウルの他ホテルより上位にランクインしている。景色の良いアウトドアプールが好評だが、驚くことに冬季はアイススケートのリンクに衣替えして人気を博している。

*「世界のリーディングホテル」は現在「週刊ホテルレストラン」で隔週刊第2・4週号にて連載中。
http://www.hoteresweb.com/columntop

The Westin Chosun, Seoul

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
ソウル中心部の小公洞に位置する「The Westin Chosun」。
エントランスアプローチ手前にあるホテル案内標。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
アプローチを上り切った所に正面エントランス車寄せがある。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
正面エントランスからホテル裏手に回ると「園丘壇」の入口に辿り着く。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
1899年に天の神の位牌を祀るために建てられた三階建て八角形の建物「皇穹宇」。
冬の日差しを受け後方のウェスティン・チョースンと不思議な調和を見せている。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
皇穹宇に入る正門「石彫大門」と後方に構えるウェスティン・チョースン。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
皇穹宇とは皇帝が豊作や国家安泰を祈る祭天儀礼を行った場所で、
繁華街明洞やロッテデパートからも至近距離にもかかわらずひっそりと佇んでいる。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
周りはこの様にビルの間に挟まれているが、神秘的で吸い込まれそうな不思議な空気が
流れている。今ここは神秘的なパワーを感じるパワースポットとして注目されている。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
正面玄関から入ってすぐのエントランスロビー。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
ロビーから右手奥に位置するレセプションカウンター。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
レセプションカウンターの前にある、ゆったりとしたラウンジ。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
最上階20階にあるエクゼクティブフロアのクラブラウンジ。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
クラブラウンジ「Westin Executive Club」のレセプションデスク。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
クラブラウンジ内部はかなり広い面積を有している。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
カクテルアワー時のフード&ビバレッジのプレゼンテーション。
数多くのアルコールやホットミールが並んでいる。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
ホテル建物の基本構造が三角形なので特殊な感じの館内廊下。
東京のANA-InterContinentalと同じ三角構造だが、こちらは美しく湾曲している。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
今回アサインされた部屋は「Executive Business Deluxe Room」の客室。
約35㎡の広さで、このクラスとしてはやや狭い感じだ。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
カウチ風の湾曲したソファがこの部屋のアピールポイントかも。
ソファの前に置かれた木製の丸いお盆風のトレイも面白い。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
ライティングデスクから客室玄関方向の俯瞰。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
モダンなバスルームのパウダーコーナー。
リニューアル後いちばん改良されたのは、このバスルーム部分である。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
シャワー一体型のバスタブ。
残念ながら独立したシャワーブースのスペースは確保できなかった。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
部屋から真下に望む美しい八角形の建物「皇穹宇」。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
メインダイニング「The Ninth Gate Grille」のエントランス。
実在するソウル市内の8大門に対して9番目の園丘壇の「石彫大門」に由来する。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
園丘壇の歴史的建物を間近に臨む、最高のロケーションを誇るレストランである。
国の重要史跡をガラス越しに見て食事ができるレストランは、
世界広しといえどもそう有るものではない。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
歴史的な正門「石彫大門」を真正面に見ての食事は至福の時であろう。
以前はソウルNO,1の正統派フレンチ・ダイニングの名店で、かなり敷居が高かった。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
リニューアル後は方向転換してコンチネンタルグリルとして再出発した。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
フレンチ時代を物語るワインセラー。
後方にあるセラーを含めてかなりのコレクションを誇る。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
外側から俯瞰したメインダイニングの外観。
右手間近に石彫大門が構える。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
オールデイダイニングの「The Circle」のエントランス。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
メインダイニング「The Ninth Gate Grille」のカジュアル版レストランだ。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
最上階20階にある日本料理「鮨朝」。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
鮨の名店「銀座 久兵衛」から取り入れた技が光る人気店だ。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
フィットネスセンター「WestinWORKOUT Gym」のレセプションデスク。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
3階にあるスイミングプール前にある「Pool Lounge」。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
明るく清潔感のあるスイミングプール。
ジム・フィットネスエリアと階段で連結している。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
スパ施設内のジャグジーに向かう回廊。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
スパ施設内部のジャグジーとサウナ。

ザ・ウェスティン・チョースン、ソウル
繁華街明洞やロッテデパートに近い部分に位置するサブ・エントランス。

The Shilla Seoul

新羅ホテル、ソウル

新羅ホテル、ソウル
韓国の伝統美を現代的な感覚で取り入れ、
世界各国の国賓級のゲストを迎えて来た韓国を代表するホテルである。

新羅ホテル、ソウル
ホテル敷地内にある迎賓館では、
多くの韓流スターらが結婚式を挙げたことでも知られる。

新羅ホテル、ソウル
地上23階地下3階、34のスイートを含む全465室の大型高級ホテルだ。
敷地内の彫刻庭園には多くの李氏朝鮮時代の歴史的建物が点在する。

新羅ホテル、ソウル
余裕の広さを誇る正面エントランス車寄せ。

新羅ホテル、ソウル
直線型のレセプションカウンター。

新羅ホテル、ソウル
中2階回廊から望む広大な面積を誇るグランドロビー。

新羅ホテル、ソウル
20階エグゼクティブフロアにあるクラブラウンジのレセプションデスク。

新羅ホテル、ソウル
クラブラウンジ内部。
残念ながらこのクラスにしては狭く、内容も少々物足りない感じだ。

新羅ホテル、ソウル
エグゼクティブフロアにある「Executive Grand Deluxe Room」の客室。
約50㎡の広さがある。

新羅ホテル、ソウル
ライティングデスクからキングベッド方向の俯瞰。

新羅ホテル、ソウル
ベッドルームからパウダーコーナー方向の俯瞰。

新羅ホテル、ソウル
パウダーコーナーから見たバスルーム。

新羅ホテル、ソウル
1階グランドロビーにあるバー&ラウンジ「The Library」。

新羅ホテル、ソウル
美しい書棚がディスプレイされている。

新羅ホテル、ソウル
140種類のビュフェ料理とオープンキッチンが自慢のダイニング「The Parkview」。
料理の種類が豊富で他のホテルに宿泊しているゲストも多く来店すると聞く。

新羅ホテル、ソウル
モダン感覚で正統日本料理が楽しめる和食ダイニング「有明」。

新羅ホテル、ソウル
現代的スタイルと名門中華ダイニングがマッチした、広東・北京料理の「八仙」。

新羅ホテル、ソウル
最上階23階にある正統派フレンチレストラン「Continental」。

新羅ホテル、ソウル
エントランスから長い回廊を通って行くと・・・・

新羅ホテル、ソウル
グランドピアノが置かれた優雅なラウンジに辿り着く。

新羅ホテル、ソウル
3階にあるフィットネスクラブのエントランス。

Grand Hyatt Seoul

グランドハイアット、ソウル

グランドハイアット、ソウル
「Grand Hyatt Seoul」の全景とアプローチ手前にあるホテル案内標。

グランドハイアット、ソウル
グランドハイアットのロゴと正面エントランス。

グランドハイアット、ソウル
このホテル最大の見せ場である、石積みの壁面と天井の高いグランドロビー。

グランドハイアット、ソウル
広大な面積を確保しているロビーフロアなのだが、
多くは右手にあるロビーラウンジに取られていて、座るソファが少ない感じだ。

グランドハイアット、ソウル
2階から俯瞰したグランドロビー。ここは美術館のようにも、
パリにある終着駅の駅舎のようにも見える不思議な空間である。

グランドハイアット、ソウル
ロビー中央にあるレセプションカウンター。

グランドハイアット、ソウル
ソウル市街を一望できる全面ガラスのロビーラウンジ。

グランドハイアット、ソウル
グランドロビーから下に降りる階段があり、
レストランやブティックショップへと続く。

グランドハイアット、ソウル
逆に、下から見上げたグランドロビー。

グランドハイアット、ソウル
17階エグゼクティブフロアにあるラウンジ「Grand Club」のレセプションデスク。
デスクは左右2か所あり、チェックイン・アウトがここで出来る。

グランドハイアット、ソウル
グランドクラブの内部はタイプの違う3つのラウンジ構成になっている。
15階にもう1か所のクラブラウンジが設けてある。

グランドハイアット、ソウル
カクテルアワー時に並べられる豊富な種類のドリンク類。

グランドハイアット、ソウル
カウンターには様々なオードブルとデザートが並んでいる。
ホットミールはゲストのチョイスで料理してもらえる。

グランドハイアット、ソウル
19階客室のエレベータ―ホール。
ライブラリー感覚溢れる楽しい趣向のホールだ。

グランドハイアット、ソウル
ゆったり湾曲した幻想的な館内廊下。

グランドハイアット、ソウル
大きく開かれた窓からの眺めが美しい「Club Deluxe King Room」の客室。
この部屋は約45㎡の広さがある。

グランドハイアット、ソウル
ライティングデスクからキングベッド周りの俯瞰。
ベッド周りの飾り棚の意匠が楽しい。

グランドハイアット、ソウル
南山の中腹にあるため、正面に南山タワーが見える眺望に恵まれた部屋だ。

グランドハイアット、ソウル
窓側に沿って奥まったスペースがあり、大型のワードローブとカクテルボード
が設置されていて、部屋に余裕が生まれ広く感じる。

グランドハイアット、ソウル
シンプルなデザインのバスルーム。
磨りガラス中段が透明になっていて部屋の様子が見える。

グランドハイアット、ソウル
シンクの反対側はトイレとシャワーブース。

グランドハイアット、ソウル
2階がビジネス・ミーティングセンターとなっていて、
そのうちの1つ「Namsan Room」。

グランドハイアット、ソウル
外に張り出し、見晴らしの良いテラス席の「Patio」。

グランドハイアット、ソウル
ライトスナックのデリ・レストラン「JJ Deli」。

グランドハイアット、ソウル
中華料理レストラン「The Chinese Restaurant」のシックなエントランス。

グランドハイアット、ソウル
照明が美しい「The Spa Grand Hyatt Seoul」のエントランス。

グランドハイアット、ソウル
フィットネス、スイミングプール、テニス、スカッシュなどが
総合的に楽しめる「Club Olympus」のレセプションデスク。

グランドハイアット、ソウル
クラブオリンパス内にあるインドア・スイミングプール。

グランドハイアット、ソウル
大型の屋外プールは、この様に冬季はアイススケート・リンクに衣替えする。

グランドハイアット、ソウル
子供たちの歓声が上がるスケートリンクと背後のグランドハイアット。

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