
British Pullman
The Venice Simplon-ORIENT-EXPRESS
British Pullman
「London Victoria Station」の壮麗な駅舎外観。
ドーバー方面などイギリス南部への発着駅である。
ヴィクトリア駅正面ファサード。
「The Venice Simplon-ORIENT-EXPRESS」の出発駅でもある。
開業は1860年であるが幾度となく改修を重ねており、
現在のヴィクトリア駅構内は明るく、モダンで使い易い駅に変身している。
駅構内のいちばん左側にセキュリティーチェックの厳しい一角がある。
オリエント・エクスプレスの専用待合室がある場所である。
右手のカウンターで女性スタッフからコーヒーのサービスを受けられる。
ブリティッシュ・プルマンのエンブレムが付いた専用荷物カート。
乗客の多くはこの様に待合室前で記念撮影を楽しむ。
オリエント・エクスプレスのチェックインカウンター。
やはり、会社をリタイヤした高齢の夫婦が乗客の中心のようだ。
豪華な雰囲気の専用ラウンジ内部。
ゆったりとした座席レイアウトで寛げる。
やがてヴィクトリア駅最長の2番線ホームに入線のアナウンスがあり、
乗客の皆が一斉にカメラを向ける。
列車編成を誘導して来た機関車。大きく「DB」と書かれているがドイツ鉄道「Deutsche Bahn」の略称で、日本でいう「JR」と同じだ。もう一つ「Royal Diamond」のプレートが付いているが、エリザベス女王夫妻のダイアモンド婚を記念して2007年10月12日に取り付けられた。
出発時刻が迫ってきて、乗客名簿など確認する車両スタッフ。
各車両の乗降デッキ前には専任のスチュワードが待機している。
各車両には個別に名前が付けられていて、
筆者にアサインしてくれた車両は「PERSEUS」だ。
記念に担当スチュワードと1枚。
若手のスタッフは皆、身長190センチを超えるイケメン揃いであった。
「CYGNUS」の車両。
「PERSEUS」の車内の様子。
食堂車と客車が一体となった車両で、余裕の座席配置1+1のレイアウトである。
ゴージャスな雰囲気の中、乗客たちはこれから始まる昼食のメニューなどを見ている。
筆者の座席には美しいテーブルセッティングがなされていた。
手前のカードは、トレイン・マネージャーからの手書きのウェルカムレター。
にこやかにナプキンを乗客に掛けてあげる車両スタッフ。
ベリーニをサービス、後ろのスタッフはコーヒーのサービス中だ。
完成した料理を食堂車から運んで来るのではなく、
この様に数人で惣菜別に手分けして、乗客のテーブルで料理を仕上げていく。
筆者のテーブルで完成したフルーツカクテルのプレート。
Fresh Fruit Cocktail/
Orient Express Bellini and Rainforest Alliance Coffee/
次は好みのパンのサービス。
スモークサーモンのサービス。
ポテトとマッシュルームの付け合せをサービス中。
最後にスクランブルエッグをサービス。
完成したメインの料理。
Scrambled Eggs with Chives, Inverawe Smoked Salmon
served on a Potato and Herb Rosti with Pan-Fried Mushrooms/
食後はベーカリーケーキをサービス。
続いて特製ホイップ・クリーム。
完成したデザートのプレート。
Banana and Oat Loaf with Whipped Cream/
料理が終わるころに、スーベニア担当の女性がお土産品の案内をしている。
最後にチーフが乗客にご挨拶。
列車はカンタベリー付近の美しい田園地帯を走り抜けて行く。
ついでに隣の車両の様子を見学。
各車両の意匠は車両ネームによって異なるデザインだ。
ドーバー海峡が近づくと、トンネル通過が多くなる。
トイレ付近の豪華な内装の廊下部分。
デッキで待機する担当スチュワード。
トイレ内の洗面施設と優雅なデザインの丸窓。
ゆったりとしたトイレ内部。
床面のモザイクタイルがクラシカルな雰囲気を醸し出している。
やがて列車は終着駅、フォークストン「Folkestone」に到着。
お世話になった「PERSEUS」の車両。
フォークストン駅ではブラスバンドの歓迎を受ける。
にこやかに下車する乗客たち。
係員の案内でこれからドーバー海峡越えのバスに乗り込む。
- 2012-12-10 (Mon)
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