
Edition 3/ GermanyⅠ
Germany – Introduction
ドイツ – はじめに
第3回目はドイツを特集してみたいと思います。
プロフィールで触れましたように、私は大学卒業後直ぐにミュンヘンに赴き、ミュンヘン再保険会社
で活動を開始しました。多感な青春時代を過ごしたミュンヘンは、私の第二の故郷といえます。
この地に住んでいると“いつでも写真を撮れる”という感覚があって、気が付いてみるとホテル関連
写真は残念ながら少ないのが実状でした。
ミュンヘンで必ずご紹介すべきホテルが、以下の三つの個性あるホテルです。
*バイエリッシャー・ホーフ
1841年創業のミュンヘンを代表する老舗ホテル。
バイエルン王家が各国の王族をもてなす迎賓館として、ルートヴィヒ1世により建設された。
現在もフォルクハルト一族がホテルを所有し、その4代目当主イネヴァルト・フォルクハルト女史
がオーナーとなっています。
*フィア・ヤーレスツァイテン・ケンピンスキ‐
1858年創業の格式を誇るホテル。
レジデンツや国立オペラ座に隣接し、有名ブランドショップが並ぶマキシミリアン通りに立地する。
オペラの開催される時間帯前後には、地元セレブでロビーは華やかになります。
平成5年には我が国の天皇陛下もここに宿泊されました。
*マンダリン・オリエンタル、ミュンヘン
以前はミュンヘンの華といわれた、ラファエルホテルです。
2000年にマンダリン・オリエンタルグループが買収して開業しました。
旧市街の中心に立地し、その優雅な佇まいのホテルには各国の有名スターもよく宿泊している。
ベルリンのホテルについては、何といってもホテル・アドロンに尽きます。
1907年に皇帝ウィルヘルム2世の後援を得て開業した、ベルリン最高の格式を誇るホテル。
先の戦争で全てが焼失したが、1997年に再建されケンピンスキ‐の傘下に入っております。
アドロンの名前の由来は、創業者のローレンツ・アドロンから来ています。
私はこのホテルをドイツNO.1と高く評価しており、おそらく欧州でも10指に入ると考察します。
今回はミュンヘンからドレスデンを経由して、ベルリンまで鉄道を利用した時の写真を紹介します。
「City Night Line」はチューリッヒに本社を置く国際寝台列車システムで、ドイツ、オーストリア、
スイスの鉄道事業者による出資でしたが、現在はドイツ鉄道の子会社であります。
ICEは「InterCity Express」の略称で、ドイツ国内だけでなく欧州高速鉄道のネットワークの一翼
を担っています。また、ICは「InterCity」、ECは「EuroCity」のそれぞれの略称です。
街の様子では、ミュンヘン安全保障会議の開催時に私の訪問が重なり、普段とは違う戒厳下の
表情を捉える事が出来ました。またベルリンについては、ブランデンブルグ門とポツダム広場の
2地点で、1974年当時の東西分断の状況を、それぞれ現在と比較した写真でご紹介します。
またこの機会を拝借して、Munich Re(ミュンヘン再保険会社)についてもご紹介いたします。
普段はあまり紹介された事がない本社庭園や本館社屋の姿を、勤務していた当時の写真を
交えながら掲載してみたいと思います。
- 2010-10-19 (Tue)
- Edition 3/ GermanyⅠ
Hotel Bayerischer Hof
バイエリッシャー・ホーフ
バイエリッシャー・ホーフの外観です。
ミュンヘンのビジネス・官庁街の中心部にある、プロムナード広場に面してその威容を誇る。
毎年2月にミュンヘン安全保障会議がこのホテルで開催され、世界中の首脳、国際機関、
国防省等、多くの閣僚が集まります。その為この様にホテルの周りを厳重に警戒しています。
今回は珍しい戒厳下のミュンヘンの様子をご案内します。
ホテル正面玄関入口です。
ミュンヘンの冬はかなり寒いので、この様な風雪除けの幕と吊り下げ暖房器具があります。
この年は2月11-13日の開催で、13日昼の会議閉幕直後、特別にチェックイン出来ました。
この写真は、随行員のトランスポート関連のサポートブースです。
旧館の長い廊下から脇に入ったところにお部屋の入口があり、
この様に数段の階段を上っていきます。
お部屋内部、シッティングエリアのソファーコーナーです。
ここのモチーフは動物の象さんです。
ベッド周りからのお部屋全体の眺めです。
右側に中庭を望む窓があり、クラシカルで非常に趣きのある客室です。
今回はフォルクハルト家の代表、イネバルトさんと連絡を取っておりましたので、
彼女からのウェルカム・アメニティーとレターです。
奥にあるバスルームからの眺めです。
非常に古い建物なのですが・・・・・・。
この様に内部は完全にリノベーションされております。
使いやすいシャワーブースと大型のバスタブ。
付属のバス枕は最高のフィッティングでした。
トイレとパウダールームです。
このトイレは超モダンな形状で、壁から突き出した形です。
水洗ノブと予備トイレットペーパーの位置も非常にユニークです。
パウダールームより入口ドア方向の俯瞰。
左側に大型のクローゼットがあり、その先右手からリビングに通じております。
お部屋から見た中庭の様子です。
中世の雰囲気が伝わって来る感じがしますね。
最上階にある食堂です。
その名も「ブレックファスト・ルーム」といい、実に“朝食だけの為”のレストランです
非常に優雅な雰囲気で、給仕する女性の服装に注目して下さい。
戦前によく見られたクラシカルな給仕服を着ています。
食堂の外に広めのテラスがあり、冬季以外はテラス席でゆっくり食事を楽しめます。
そのテラスから眺めた雪のミュンヘンです。
奥に見えるのがミュンヘンのランドマーク、フラウエン教会で、手前はドレスナー銀行です。
実はその右側にはドイツ銀行があり、ここは正にミュンヘンの金融中心街にあります。
- 2010-10-19 (Tue)
- Hotel Bayerischer Hof
Hotel Vier Jahreszeiten Kempinski,Munich
フィア・ヤーレスツァイテン・ケンピンスキー
バイエリッシャー・ホ-フと並ぶミュンヘンの代表格ホテル、フィア・ヤーレスツァイテンの外観。
レジデンツや国立オペラ座に隣接する、文化の香り豊かなマキシミリアン通りにあります。
お部屋内部の様子。10年近く前の写真なので、だいぶ古い感じがしますね。
窓右手にバスルームへ通じるドアがあります。
ソファーセットとTV台。今見ると10年の歳月は大きいですね。
勿論この後、大規模なリノベーションが行われております。
お部屋から見た通りの俯瞰。
前述した様にマキシミリアン通りはブランドショップ街で、エルメスやカルチエが見えますね。
写真左手下のポールは、ホテル外観写真左側にあるバイエルン州旗先端のポールです。
バスルームです。かなり古典的造作で、ロンドンはコンノートホテルのそれに近い造りです。
ドイツではあまり使われないビデも、ここでは装備されております。
ロビーラウンジの様子です。
残念ながら10年前の訪問時なので、写真が少ないです。
- 2010-10-19 (Tue)
- Hotel Vier Jahreszeiten Kempinski,Munich
Le Meridien Munich
ル・メリディアン ミュンヘン
残念ながらホテル外観を撮った写真がないので、ブローシャにある正面玄関を載せます。
当時オープンしたばかりのホテルで、清潔感溢れる印象でした。
ミュンヘン中央駅に隣接しているので、利便性は最高です。
今回は、デラックスタイプをアサインしてもらいました。
シンプルなライティングデスク。大きなウィンドウに注目してください。
横開閉、縦開閉自在の大型サッシで、いま、縦に開いている状態です。
ドイツではオフィスなどでもよく採用されている、私のお気に入りのウィンドウです。
これもシンプルなバスルーム。
使い勝手は良好です。
お部屋からの眺めです。
中庭に面していて、向かい側がオールデイダイニングのレストラン。
レストラン「ル・ポタジェ」の様子。
ここのブレックファストのチョイスで、和食の品揃えは見事です。
- 2010-10-19 (Tue)
- Le Meridien Munich
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